適応疾患
国際衝撃波治療学会(ISMST)では、下記の疾患が体外衝撃波治療の適応疾患(参考)と認められています。
【足部】足底腱膜炎、アキレス腱炎、アキレス腱付着部炎
【膝】 膝蓋腱炎
【肘】 上腕骨外上顆炎
【肩】 石灰沈着性腱板炎、腱板炎
【骨 折】 偽関節、疲労骨折
【その他】 早期の離断性骨軟骨炎、早期の無腐性骨折壊死
詳しくは担当医にご相談ください。
衝撃波療法
衝撃波を患部に照射する整形外科では新しい治療法です。ヨーロッパを中心に普及し、足底腱膜炎など多くの疼痛性疾患の除痛を目的とした治療に応用されています。欧米ではスポーツ選手を中心に、低侵襲で安全かつ有効な治療法として使用されています。筋・腱付着部障害に対する衝撃波療法の作用機序は病変部で痛みを感知する自由神経終末の変性を誘導して無痛覚とすることにあります。また、衝撃波が局所的に血管新生を誘導し組織修復を促すことが分かっています
体外衝撃波疼痛治療装置
ドルニエ エイポス ウルトラ
当院において、平成28年3月15日より”足底腱膜炎”の最新治療器である整形外科用体外衝撃波疼痛治療装置(ドルニエ Epos Ultra)による治療を開始しました。体外衝撃波疼痛治療装置は難治性の”足底腱膜炎”に有効な治療機であり、厚生労働省の承認・許可がおりて販売された”新医療機”です。平成24年1月1日より保険適用となりました。
治療
● 1回の治療時間は約30分です。
● 麻酔等は不要です。
● 外来で治療が可能です。
● 副作用 がほとんどありません。
● 治療後には治療前と同様にすぐに歩行が可能です。
● 1回で効果が得られない場合は、数週間の期間をおいて複数回治療を行うことも可能です。